埼玉県が廃校になった本庄北高を学校法人塩原学園に格安で売却した問題で、新たに不正が発覚しました。 学校で使用されていた什器備品などの評価は全くせず、土地建物の不動産鑑定評価が4億6400万円の県有財産をわずか7000万円で売却したものですが、入札に参加したのが塩原学園1者で、応札金額が1回目5000万円、2回目7000万円そして、入札参加資格を学校経営のためにそのまま使用する者に限ると限定しながら、塩原学園が2回目に応札した7000万円に合わせるために鑑定価格から大はばに値引きした上、校舎と体育館を除く建物を3年以内に解体撤去する条件で予定価格を1億円近くも値下げしたものです。 しかも、その解体費は、写真のとおり9937万円でした。不審に思ったオンブズマンは埼玉県に業者登録しているAランクの業者に同じ仕様で概算見積をしてもらいましたが、その金額は約半額の5316万円。しかも、埼玉県で入札をした場合、この金額の70%が落札相場ということです。 事実関係を調査するために不動産鑑定所に出向きましたが、「埼玉県から連絡があり、何もしゃべってはいけない。」と口止めされていることを話してくれました。 これは、県が鑑定にかかわる事項を裏工作したことを意味します。 結果的には虚偽の鑑定を提出させ、1者しか参加できない条件で公正を装った一般競争入札を行い、格安で売却したものです。 この背景に何があったのか誰でも疑わざるを得ませんね! |
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